日常生活の中で、使い切れなかったヘアスプレー缶が溜まってしまったことはありませんか？
残念ながら、これらのスプレー缶はそのままゴミとして出すことができません。
中身が残っている状態で捨てると、引火や爆発の危険がありますし、環境にも悪影響を及ぼします。
そこで今回は、中身のあるヘアスプレー缶を安全に、そして簡単に処分する方法についてご紹介します。
ヘアスプレー缶を安全に捨てるための準備
まずは準備が大事です。
以下の道具を用意しましょう。
必要な道具
- バケツ：中身を排出する際に使用します。
大きめのものが便利です。
- ビニール袋：中身を吸収するために使います。
しっかりした厚手のものを選びましょう。
- ゴム手袋：手を保護するために必要です。
スプレー缶の中身が肌に触れないようにしましょう。
- トイレットペーパー：スプレーの中身を吸収させるのに使います。
新聞紙や古布でも代用できますが、吸収力が高いトイレットペーパーがおすすめです。
- 穴あけグッズ（必要に応じて）：自治体によっては、スプレー缶に穴を開ける必要がある場合があります。
専用の穴あけ器具を用意しておくと安心です。
中身のあるヘアスプレー缶の捨て方
ヘアスプレー缶を安全に処分するためには、まず中身を完全に出し切る必要があります。
ここでは、2つの方法をご紹介します。
どちらも簡単に実行できるので、自分に合った方法を選んでください。
方法1: 水中で処理
水中で処理する方法は、周囲に飛び散らないので安全です。
- 水をためたバケツにスプレー缶を入れる
まず、大きめのバケツに水をたっぷりためます。
このとき、バケツがしっかりしたもので、倒れないように安定させておきましょう。
- 押す部分を底に押し付けて噴射する
スプレー缶の押す部分をバケツの底に押し付けます。
これにより、缶の中身が水中に噴射されます。
水中で行うことで、飛び散らず安全に中身を出すことができます。
- 中身を出し切ったら缶を自治体の指示に従って捨てる
缶の中身が完全に出し切れたら、水から取り出して乾かします。
乾いたら、自治体の指示に従って、適切な方法で廃棄してください。
方法2: 吸収させて処理
こちらの方法は、吸収材を使って中身を取り除く方法です。
- バケツや段ボール箱にビニール袋を敷く
バケツや段ボール箱に大きめのビニール袋を敷きます。
これにより、中身が漏れても周囲を汚さずに処理できます。
- トイレットペーパーや新聞紙などを入れる
ビニール袋の中にトイレットペーパー、新聞紙、ティッシュペーパー、古いタオルなどを入れます。
これらが中身を吸収する役割を果たします。
- 中身を噴射して吸収させる
スプレー缶の中身をこれらの吸収材に向けて噴射します。
すべての中身が吸収材に吸収されるまで続けましょう。
- 中身を出し切ったら燃えるゴミとして捨てる
中身を出し切った吸収材は、そのままビニール袋の口をしっかりと結んで、燃えるゴミとして処分します。
空になったスプレー缶も、自治体の指示に従って捨ててください。
早くて簡単な処分方法
スプレー缶の処分には手間がかかりますが、もっと簡単に処理したいという方には専門業者の利用がおすすめです。
専門業者に依頼する
スプレー缶の処分を専門業者に依頼することで、手間を省くことができます。
ここでは「リサイクルイズミ」という業者の利用方法をご紹介します。
- リサイクルイズミの利用方法：
リサイクルイズミは全国対応しているため、どこに住んでいても利用することができます。
中身が残っているスプレー缶でも回収してくれるので、安心です。
- 全国対応：
北海道から沖縄まで、どの地域からでもサービスを利用できます。
郵送するだけで処分が完了するので、地域に関係なく利用できるのは便利ですね。
- 中身入りでも回収可能
スプレー缶の中身が残っていても問題ありません。
リサイクルイズミでは中身入りのスプレー缶も受け付けています。
- 回収料金と手間を比較
回収料金は1本あたり770円で、中身が入っていても穴あけやガス抜きの手間が不要です。
手間をかけたくない方や一度に大量のスプレー缶を処分したい方には最適なサービスです。
缶に穴を開ける必要はあるのか？
スプレー缶を捨てる際に、缶に穴を開ける必要があるのかどうかは自治体によって異なります。
ここでは、缶に穴を開けることについてのポイントを説明します。
- 自治体の指示に従う
まずは住んでいる自治体の指示に従うことが重要です。
自治体のホームページやゴミ出しカレンダーなどで確認しましょう。
- 穴を開けない方向が推奨される理由
以前は缶に穴を開けることが一般的でしたが、近年では穴を開けずに処分することが推奨されています。
理由は、穴を開ける際の事故や火災を防ぐためです。
環境省も「穴開けをしない方向が望ましい」としています。
- ガス抜きキャップの利用
穴を開けない代わりに、ガス抜きキャップを使って缶の中のガスを完全に抜くことが重要です。
ガス抜きキャップは再利用可能なので、一つ持っておくと便利です。
まとめ
ヘアスプレー缶の安全な処分方法について解説しました。
大切なのは自治体の指示に従って適切に処分することです。
もし手間を省きたい場合は、専門業者の利用も検討してみてください。
今回紹介したリサイクルイズミなどのサービスを活用することで、安全かつ簡単にスプレー缶を処分できます。
これでスプレー缶の処分もスッキリと片付きますね。
