新しく買ったボールペンが、いざ使おうとしたらインクが出ない…そんな経験、ありませんか?
特に大好きなペンだと、なんだかガッカリしますよね。
そこで、新品のボールペンが書けなくなる原因と、そんな時の対処法をお教えします。
新品ボールペンが書けなくなる2つの理由
新品なのにインクが出ないボールペン、その理由は大きく分けて2つあります。
- 製造の問題
- インクが固まってしまう
どんなに有名なブランドのペンでも、時々不良品があるんです。
ボールペンの値段はピンキリですが、見た目以外は芯の品質は大体同じ。
だから高くても、インクが出ない問題を完全に防げるわけじゃないんです。
さらに、買ったばかりで書けなくなる場合は、インクが固まっていることが多いですね。
在庫がなかなか動かないお店で買うと、古くなって固まったインクのペンを手にすることも。
売れ筋のお店で買うのがいいでしょう。
インクが出なくなる主な原因
急にインクが出なくなる原因はいろいろあります。
- ペン先のボールが壊れている
- インクが固まっている
- ボールとインクの間に空気が入っている
- ボールに繊維などが絡まっている
- 製造から時間が経っている
- 使っている紙の種類
これらの原因に合った解決法を一つずつ見ていきましょう。
ボールペンの先っちょのボールが壊れたら
ボールペンって、先の小さいボールがグルグル回ってインクを紙に写すんですよね。
でも、このボールが壊れると、インクが上手く出なかったり、文字がかすれたりすることがあります。
よくあるのは、ペンを落としてボール部分がダメージを受けること。
こうなると、大抵は直すのは難しいんです。
インクの出が悪い時、まずはインクが残っているか、ペン先のボールがどうなっているかをチェックしてみましょう。
使ってない時は、キャップをしっかり閉めるか、押しボタン式ならしまっておくと、ボールが傷つくのを防げます。
インクが中で固まっちゃった時
しばらく使ってなかったボールペンは、中のインクが固まることがあります。
こうなったら、インクを温めるといいんです。
ペンの芯を取り出して、ドライヤーで温めると、固まったインクが溶けてスムーズになります。
冬は、ストーブの熱を使ってもOK。
ボールとインクの間に空気が入っちゃった時
私の経験上、ボールペンが書けなくなるのは、ボールとインクの間に空気が入ることが多いです。
これは、ペンを横や上向きにして書いたり、芯がきちんと固定されてない時に起こりがち。
例えば、バインダーに挟んだ紙に横向きで書くと、こんな問題が出やすいんです。
また、横になりながら書くと、ペン先が上向きになって空気が入りやすくなります。
ボールペンは、重力でインクがボールに届いて書けるようになるので、ペンの向きが変わると空気が入ってインクの流れが悪くなるんですね。
こんな時は、ペンを振ったりして、遠心力でインクをボールに押し出すといいですよ。
体温計みたいに振ってみる
昔の水銀体温計を振るみたいに、ペンの先を下にして何回も振り下ろすやり方があるんです。
これをすると、インクがサラサラと出やすくなるかもしれません。
輪ゴムでグルグル回す
輪ゴムを使ってボールペンを回す方法もおすすめ。
輪ゴムの弾力を利用してペンをグルグルと回すことで、インクの流れが良くなるんですよ。
ビニール袋で回してみる
ビニール袋にペンを入れて、袋ごと回す方法もあります。
大事なのは、ペンの先が下を向くようにして袋を回すこと。
これで遠心力を利用してインクを下に押し出すんです。
ただし、ペン先が尖っているので、袋が破れないように気をつけてくださいね。
もっと効果的にしたいなら、ペンの芯を取り出してからやるのがベストです。
保管のコツ
ボールペンを上手に保管することも大切。
空気が入りにくくするために、ペン立てには先を上にして立てたり、ポケットに入れる時は横にしないようにしましょう。
ボールが汚れたら
ペンのボールが汚れると、インクがスムーズに出なくなります。
そんな時は、ティッシュでボール部分を優しく拭いたり、水滴を紙に落としてその上でペンを動かしてみると良いですよ。
ペンの「使用期限」
実はボールペンにも、最適な使いどきってあるんです。
だいたい製造から3年くらいがベスト。
ペンの製造日は、芯の部分に書いてあることが多いです。
紙の種類が影響することも
使う紙の種類によっても、インクの出方が変わってきます。
柔らかい紙はインクが出やすいですが、油分のある紙だと出にくくなることも。
新品ボールペンが書けない理由と対処法まとめ
色々な方法でボールペンのインクの流れを良くするコツをご紹介しました。
でも、最も大事なのは自分に合った使いやすいペンを見つけること。
社会人の方は、色々な色が使える多色ペンが便利ですよ。
デスクの引き出しやペンケースに一本あると重宝します!