2028年のロサンゼルスオリンピックで新たに導入されるクリケットは、特にイギリスやインドで広く支持されています。
この記事では、日本を含む各国のクリケット競技人口を詳しく見ていき、国別のランキングをお届けします。
クリケットのプレイヤー数は？
日本のプレイヤー数
日本では、クリケットはまだ広く認知されていないスポーツです。
そのため、プレイヤー数も限られており、約4,000人程度とされています。
この数字は世界的に見ても非常に少なく、日本国内でのクリケットの普及にはまだまだ課題が多いと言えるでしょう。
しかし、クリケットの愛好者は確実に存在し、少しずつですが競技人口は増加傾向にあります。
日本クリケット協会（JCA）の努力により、学校や地域コミュニティでの普及活動も進められています。
インドの人気度
インドにおけるクリケットの人気は圧倒的で、競技人口は約1億5,000万人に達すると言われています。
クリケットは単なるスポーツを超えて、インドの文化や生活に深く根付いています。
特にインディアン・プレミアリーグ（IPL）は世界的にも注目されており、選手たちの高額な契約や熱狂的なファンの存在が、クリケットの巨大な人気を物語っています。
インドでは、クリケットが宗教と同じくらい重要視されることもあり、日常生活の中で頻繁にクリケットが話題に上るほどです。
クリケットプレイヤーの国際ランキング
トップ：インド
インドはクリケットの競技人口で圧倒的な1位を誇ります。
全世界のクリケットファンの半数以上がインドに集中しており、これは他のどの国とも比較にならない規模です。
インドのクリケットリーグであるIPLは、選手たちにとって非常に魅力的な場であり、多くの才能あるプレイヤーがインド国内外から集まります。
これにより、インドは常に強力なチームを形成し続けており、国際試合でも高い競技力を発揮しています。
第二位：イギリス
クリケットの発祥地であるイギリスは、競技人口が約20万人とされています。
イギリス国内では、カウンティクリケットと呼ばれるプロリーグがあり、全18チームが競い合っています。
イギリスのクリケットは歴史と伝統が深く、クリケットクラブや学校教育でも盛んに行われており、多くの若者がこのスポーツに親しんでいます。
イギリスのクリケットチームは、技術的な精度と戦術に優れており、国際大会でも常に上位を争う存在です。
第三位：オーストラリア
オーストラリアもまた、クリケットが非常に人気のある国です。
競技人口は約10万人とされていますが、その人気はサッカーやバスケットボールに次ぐものです。
オーストラリアのクリケットリーグであるビッグバッシュリーグ（BBL）は、エンターテインメント性が高く、国内外から多くのファンを引き寄せています。
オーストラリアのクリケットチームは、常に高い競技力とフィジカルの強さを兼ね備えており、国際試合でも多くのタイトルを獲得しています。
クリケットと野球のプレイヤー数比較
クリケットと野球はどちらもバットとボールを使うスポーツですが、その競技人口には大きな違いがあります。
クリケットの世界的な競技人口は約3億人とされ、これはサッカーやバスケットボールに匹敵するほどの規模です。
一方、野球の競技人口は約3,500万人と言われており、クリケットの約9分の1に過ぎません。
特にインドやパキスタン、バングラデシュなどの南アジア地域では、クリケットが圧倒的な人気を誇ります。
これに対して、野球はアメリカや日本、韓国、キューバなどで根強い支持を受けていますが、世界全体で見るとクリケットの方がはるかに多くのプレイヤーが存在します。
日本でクリケットが少ない理由
日本でクリケットがあまり普及していない理由はいくつかあります。
その一つは、野球の強い人気です。
日本では野球が国民的スポーツとして長い歴史と文化を持ち、プロ野球リーグ（NPB）や高校野球などが多くのファンを魅了しています。
このため、クリケットは同じバットとボールを使うスポーツでありながら、その影に隠れてしまいがちです。
また、クリケット自体が日本のスポーツ文化に馴染みにくいという点もあります。
試合が長時間にわたるため、忙しい現代社会ではなかなか観戦やプレイが難しいという側面もあります。
しかし、日本クリケット協会（JCA）の努力により、少しずつクリケットの認知度と競技人口は増加しています。
日本国内のクリケットシーン
日本国内には現在、約50のクリケットチームが存在しています。
これらのチームは全国各地で活動しており、特に関東や関西地域で活発です。
日本クリケット協会は、学校や地域コミュニティでの普及活動を推進しており、クリケットを体験するイベントやワークショップも頻繁に開催されています。
さらに、日本のクリケットチームは国際大会にも出場しており、徐々にその実力を伸ばしています。
2023/24年時点で、日本の男子チームは世界ランキングで51位、女子チームは53位にランクインしています。
2028年のロサンゼルスオリンピックでクリケットが正式種目となることから、日本でもクリケットの注目度が高まることが期待されています。
まとめ
クリケットは世界的に見て非常に人気のあるスポーツであり、その競技人口は約3億人に達します。
しかし、日本ではまだまだ認知度が低く、競技人口も限られています。
野球の強い人気や文化的な違いがその背景にありますが、少しずつクリケットの普及活動が進められています。
日本国内には約50のクリケットチームが存在し、国際大会でも一定の成果を挙げています。
今後、クリケットの魅力をさらに広め、日本でも多くの人々が楽しむスポーツとなることを期待しています。
